闘うぶさかわ犬?怖いと言われるブルテリアの実態とは・・・?

皆さんはブルテリアという犬を知っていますか?

 

「名前だけ知ってる!」

 

「見たことはある!」

 

という方もいると思います。

 

しかし、私自身ペット業界で働いていますが、日本ではあまり見たことがなく、謎の多い

わんちゃんかなという印象です。

 

そのため、ぶさかわフェイスにがっちりとした体という見た目のみイメージで、怖い・不気味と思っている方もいるかと思います。

 

私も初めて見た時は、漫画のキャラクターのようなルックスに驚いたことを覚えています…!

 

そこで今回は、ブルテリアはどんな犬?

魅力や向いている方の特徴について説明していきます!

怖い?不気味?ブルテリアの外見の特徴

 

ブルテリアは、写真のように、筋肉質で頑丈な体格を持つ犬種です。また、力強い肩や背中、太い首が特徴的で、まるで体を鍛えているような体つきをしています。

 

小さい目に大きな頭、短めのしっぽをしており、

 

光沢のある真っ白の毛が特徴的ですが、黒やフォーン、ブリンドルカラーなど、様々なカラーがあります。

 

大きさは、体高53cm~56cm、体重24kg~28kgほどで、大人のひざ下くらいの中型犬です。

 

中型犬ですが、筋肉質で、がっちりしており、運動量も豊富なため、1日2回、30分~1時間ほどの散歩が理想です。

 

闘う犬!?ブルテリアの歴史について

 

1700年代中頃、イギリスでは、ブル・ペインティングという、闘犬と牛を戦わせる娯楽競技が盛んで、その闘犬として、ブルドッグとオールドイングリッシュテリアの交配により、

ブルアンドテリアとして生まれました。

 

その後1835年に闘犬は禁止されますが、その身体能力や体格を活かし、猟犬や番犬

といった、家庭犬としての役割を果たすようになり、人気を集めていきました。

 

1860年頃に、ホワイトイングリッシュテリアとダルメシアンの交配によって生まれた、真っ白な犬は、改めてブルテリアと名付けられ、真っ白なルックスと、その性格から、白い騎士と呼ばれ、現代まで親しまれてきました。

 

では、実際どのような性格なのでしょうか。

 

白い騎士と呼ばれるブルテリアの性格

 

ブルテリアが、白い騎士と言われている理由には、その性格が関係しています。

 

元々、闘犬であった過去から、力強く勇敢で、飼い主さんに忠実な愛情深い性格をしています。

 

また、ブルテリアの知能はとても高く、しつけやトレーニングを楽しみ、飼い主さんとの信頼関係を築きながら、なんでも早く覚えてくれます。

そのため、いつも自信に溢れた愛情深いわんちゃんです!

 

しかし、そのような自信や、闘犬時代の荒い部分、頑固な部分の性格も持ち合わせているため、子犬の頃から、しっかりとしたしつけが必要です。

これらの性格から、愛犬にたくさん時間と愛情を注げ、愛犬と友達のように過ごしたいという方に向いているわんちゃんです!

 

飼われる際の注意点

 

上記のように、長めのお散歩や、しっかりとしたしつけも、飼う際に大切なことですが、それ以外に、一般的にブルテリアは健康で丈夫な犬ですが、ブルテリアの持つ遺伝的な健康問題に注意する必要があります。

 

膝蓋骨脱臼(パテラ)という、膝の骨が内側や外側に外れてしまうなどといった関節の問題や、毛が短く、皮膚が弱いことから、皮膚炎になることもあります。

 

そのため、定期的な健康診断や、自宅で適切なケアを行うことで、ブルテリアの健康を維持しながら、一緒に暮らすことができます。

 

みんな知らない?日本におけるブルテリアの知名度

 

私自身、ペット業界で働いていますが、日本でブルテリアを見ることはほとんどないほど、日本での知名度はあまり高いとは言えないブルテリアですが、たしかに一定の人気を誇っています。

 

1993年から、「平成イヌ物語バウ」というアニメが始まり、その主人公として、ブルテリアが採用されていました。それで知っているという方もいるかと思います。

私の漫画のキャラクターのようなルックスのイメージはここからだったのかもしれません。

 

その力強い外見や、忠実で愛情深い性格から、一部の愛犬家や飼い主さんにとって魅力的な犬種として認識されています。

また、日本でもブルテリアのブリーダーや愛好家団体が存在し、一定数のブルテリアが飼育されていますが、チワワやトイプードルなどといった、一般的な犬種に比べてしまうと、やや知名度は低く見えてしまいます。