ボーダーコリーの子犬が噛んでしまうのはなぜ?その原因と対策3選

牧羊犬としてのイメージが強いのがボーダーコリーだと思います。

TVの動物番組や動画にもよく登場し、首をかしげている姿や飼い主さんとフリスビーで遊んでいる様子がとてもかわいいなといつも思います。

とても賢い犬種なので、一度は飼ってみたいと思ったことがある方が多いでしょう。

私は小さいときにマンション住まいだったので、ペットショップに行ったり、街で見かけたときにせめて一緒に遊びたいと思っていました!

一緒に生活したいとお迎えした小さな小さな子犬はとってもとっても可愛くて、これからの生活にワクワク、ドキドキしていることでしょう。

一方で、噛まれるとしつけをどうしたらよいのか、他の人も噛むようになってしまったらどうしようと不安になってしまいますね。

この記事を読まれている方の中には、こういったことを不安に思われて飼うのを迷っている方もいらっしゃるかもしれません。

子犬が噛んでしまうのはとても自然なことですが、今後お互いに気持ちよく生活していくために、今からどんなことができるのでしょうか。

この記事ではボーダーコリーの子犬が噛んでしまうその原因と対策をご紹介していきます!

ボーダーコリーはどんな犬か?

イギリスが原産国です。

牧羊犬としての長い歴史をもつボーダー・コリーなので、吠えたり、追って駆け回る能力が本能的に残っていると考えられます。

身体のサイズは性別によって多少差はありますが、体高46-56cmで、体重12-20kgの中型犬に属します。

平均寿命は10-17歳といわれています。

性格は、飼い主に対してとにかく忠実です。
頭がよくて運動能力も高いです。

人間と一緒に作業をすることが好きで、身体を動かして訓練しない方がむしろストレスともいわれています。

ボーダー・コリーの詳しい歴史やさらなる魅力はこちらの記事をぜひ参照ください。

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では、次にボーダー・コリーの子犬が嚙んでしまう原因を説明していきます。

噛んでしまう原因

基本的には子犬のとき噛んでしまうのは甘噛みと考えてよいでしょう。

甘噛みとは、犬が人やモノに対して、じゃれつくように軽く噛むことを指します。

力を加減しており攻撃のつもりは全くありませんが、遊ぶ中でテンションがあがってエスカレートして、怪我をさせることもあります。

ボーダー・コリーにかかわらず犬はそもそも噛むという欲求が強いです。

特に牧羊犬や狩猟犬は噛むことが大事な仕事であるため、それらを先祖にもつボーダー・コリーにはその習性が根強く備わっていると考えられるでしょう。

この甘噛みも以下の4つの原因が考えられます。

  1. 乳歯が生える、永久歯への生え変わりで歯がむず痒い
  2. 好奇心や、口の中の感触で学ぶ
  3. 飼い主さんの手や腕がおもちゃに見える
  4. 飼い主さんとのコミュニケーションのきっかけになっている

次に原因に合わせた対策をお伝えしていきます。

いずれにおいても、飼い主が考えや行動を変えることが重要なようです。

1. 乳歯が生える、永久歯への生え変わりで歯がむず痒い

人間の赤ちゃんも同じですが、歯が生えるときの痒さの強度や歯が生えること自体をコントロールすることは不可能です。

よって、噛んでもよいおもちゃを与えることが第一選択となります。

2. 好奇心や、口の中の感触で学ぶ

この行動は本能にもとづくものと考えられるため、こちらも止めることはできません。
よって、噛んでもよいおもちゃを与えるだけでなく、噛めない環境を作ることも必要となってきます。

3. 飼い主さんの手や腕がおもちゃに見える

飼い主さんにその意図はなくても見えてしまうため、気を付けて接することが必要です。
まずは自身のどの動きがおもちゃのように見えているかを確かめてもいいのかもしれません。

場合によっては自覚のない動きを変えていく必要があるため、よく起きる場面で家族に動画を撮ってもらい、後から振り返ってみることをお勧めします!

4. 飼い主さんとのコミュニケーションのきっかけになっている

噛んだ後に怒っていたとしても目をみて言葉をかけてしまったり、大きな声を出すと遊んでくれていると勘違いしてしまっているのかもしれません。

よって、淡々と声をかけたり、その場に必要な作業だけを行うことが大事です。
コミュニケーションを取るときと取らないときにめりはりをつけて接していくとよいでしょう。

まとめ

本記事ではボーダーコリーの子犬が噛んでしまう原因とその対策をご紹介しました。

  • 歯がゆさや噛みつきという生得的な反応が原因の場合は噛んでもよいおもちゃを与える。
  • 人の手足の動きがおもちゃに見えている場合はその行動を止める。
  • 飼い主とのコミュニケーションのきっかけとなっている場合は、コミュニケーションにめりはりをつける。

賢くて、運動神経抜群なボーダーコリーだからこそ、子犬の頃からの飼い主の接し方はとても重要です。

とはいっても、それぞれの犬の性格もあるし、飼い主さんの考え方もあるでしょう。

最近、あるTV番組でドッグトレーナーを主人公としたアニメが放送されていました。

成犬のボーダー・コリーが散歩中に車やバイクが通りかかるとその場でグルグル回り出してしまうのを止めさせたいという飼い主さんが、プロであるドッグトレーナーさんに相談するというお話でした。

同じように必要であれば、信頼できるプロに頼ってみてもいいのかもしれません。

今回の記事がこれから始まる愛犬との生活が幸せになる助けになると嬉しいです!