ドッグスポーツの中でも有名なアジリティー。
決められたコースを飼い主さんと息を合わせて駆け抜けていく障害物レース。
皆さんは見たことがあるでしょうか。
実は私自身、そのレースを見るのが好きでよく見ているのですが、そのたびに、
「うわー!かっこいいなぁ。うちの愛犬もできないかな。」
なんて感化されてしまい、愛犬はそれに付き合わされています…(笑)
という話は置いといて、その中でも常に上位ランキングを維持している犬種がボーダーコリーです。
彼らの運動能力はまさにアスリートさながらです。
運動大好きで自然環境にも適応しやすい犬種ということもあって、室内ではなく室外でボーダーコリーを飼おうと考えている方も少なくないでしょう。
広いお庭で好きな時に走り回れる、ボーダーコリーにとってはとても素敵な空間ですよね。
しかし、犬は暗くて狭いところが好きな一面もあるため、室外で飼育をするのであれば犬小屋が必須になります。
でもどんな犬小屋を選んだらいいの?と疑問に思ったそこのあなた!
いい質問ですね。
なので今回は、犬界一のアスリート犬ボーダーコリーが快適に過ごすための犬小屋選びについてお伝えしていきます。
ボーダーコリーってどんな犬
犬小屋の話を進める前に、皆さんに知っていてもらいたいボーダーコリーの特徴についてお話ししていきます。
ボーダーコリーの大きな特徴は2つあります。
一つは抜群の身体能力です。
その実力はドッグスポーツを見ていただければ歴然となっています。
俊敏で無駄のない動きはまさに
「それだけ運動神経がいいと頭まで筋肉になっちゃっているんじゃありませんか?」
なんて、通販番組でよく聞くセリフを言いたくなってしまいますが、ここであのお決まりの言葉が出てきます。
「それが奥さん!なんとこのボーダーコリーという犬種、実は犬界一賢いって言われているんですよ!」
よっ!商売上手!!
なんて茶番はこのくらいにしておくとして、そうなんです。
ボーダーコリーの持ち味はなんといってもその賢さ!
昔から牧羊犬として人々の生活に寄り添ってくれていた彼らは、大量の羊を追いかけてまとめるために常に考えて行動をしていました。
そのため考える力がほかの犬種より長けていると言われています。
なので、芸をたくさん教えたり飼い主さんによってはドッグダンスに出場したりと様々な場面で活躍しています。
ボーダーコリーはまさに文武両道の最高峰と言えるでしょう。
これだけ聞くと、愛犬の候補に入れたくなりますよね。
ボーダーコリーのための犬小屋探しポイント3選
では、ここからはボーダーコリーを飼いたくなったもしくは買う予定がある方に必見、犬小屋探しのポイントについてです。
店舗やネットで犬小屋を探してみると、様々な大きさや形があってどれが適しているのか悩んでしまいますよね。
なので、ボーダーコリーにおすすめのサイズ、種類、そして設置するとよい場所に分けてお話をしていきます。
サイズ
ボーダーコリーは中型犬に分類されています。
オスは体高が50~55㎝・体重が18~23Kg 、メスは体高が48~53㎝・体重が16~20Kgでオスの方が一回り大きいのが特徴となっています。
子犬のうちは小さいサイズでも、生後6か月もすると結構な大きさになります。
子犬のサイズに合わせて犬小屋を購入してしまうと、すぐに使えなくなってしまう可能性もあるので、大きめの物を選んでおく方がよいでしょう。
最低でも幅60㎝×奥行80㎝×高さ90㎝くらいはあった方が安心ですね。
種類
犬小屋と聞くと、木でできている三角屋根のついた小屋を想像する方が多いかもしれませんが、実は犬小屋にもいろいろな種類があります。
いくつか挙げていきますね。
木製
皆さんが一番初めに思い浮かべるのがこの木製だと思います。
木で作られている小屋は温かみを感じやすく、リラックスした空間を作り上げることが出来ます。
また、子犬は歯の生え変わりの時期には口の中がかゆくていろんなものを噛んでしまいますが、木製なら愛犬への影響も少なく済みます。
木製の中にもログハウス風の物やコテージ風のようにこだわった形のものも多いので、どのご家庭にもなじむものが見つけやすく、探していても楽しそうですね。
プラスチック製
プラスチック製のメリットは水に強いので雨の日でも安心な所です。
また、丸洗いできるので掃除がとても楽にできます。
軽くて持ち運びも便利なので場所を変えたいなというときに便利です。
金属製
金属製の犬小屋のメリットはなんといってもその丈夫さ。
スチール製のものが多く、傷や腐食にも強いので長持ちします。
ただ、非常に重たいので場所を変えたり処分するときには少し大変なので、そこだけ注意が必要です。
設置位置
遊ぶのも走り回るのも大好きで、運動神経抜群のボーダーコリー。
いかにも外の方が向いているのではと思ってしまうような気がしますが、屋外で飼うにあたって最も気を付けなければいけないことは気象による影響です。
『夏場の暑さ』『雨や雪』『台風』など、私達人間でも不快に思う状況は犬にとってもいい状況とは言えません。
人と同じようにそれがストレスとなって、体調を崩すこともあります。
それを防ぐためにも設置位置はとても重要になります。
避けるべき場所は以下4点です。
直射日光の当たる場所
直射日光の当たる場所は夏場の熱い時期に熱中症や脱水を起こしてしまうリスクがあります。
犬は汗をかけない動物なので暑さには要注意です。
風通しの悪い場所
風通しの悪い場所も直射日光が当たる場所と同様に熱が籠りやすく熱中症のリスクが高まります。
また、空気も悪くなるので犬へのストレスもかかりやすくなります。
雨の当たる場所
雨に当たってしまうと、濡れても人間のように着替えが出来ないため風邪を引いたり、体調を崩してしまうリスクが上がってしまいます。
道路などの車通りが見える場所
意外と盲点になりがちですが、ボーダーコリーは牧羊犬の血が流れているので、早く動くものや走っている物を追いかけたくなる習性があります。
そのため、車やバイクのように早く動くものを追いかけて走り出してしまうかもしれません。
予防策としてチェーンでつないでおくという方法もありますが、何かの拍子にチェーンがちぎれてしまったり、首輪が外れてしまった場合に危険な目に合う可能性があります。
まとめ
- ボーダーコリーは運動神経抜群で非常に賢い犬種
- 犬小屋はサイズは最低幅60㎝×奥行80㎝×高さ90㎝
- 犬小屋の種類は様々で主に、木製・プラスチック製・金属製がある
- 犬小屋の設置場所は暑さ、湿度、直射日光などに気を付ける
以上、ボーダーコリーが快適に過ごすための犬小屋選びについてでした。
書いているだけで、
「私もボーダーコリーとお庭で駆け回りながら遊びたいな。」
と思ってしまう程、とっても魅力的な犬種ですね。
でも飼うためにはしっかりとした準備が必要です。
人でもお家を買う時はどうしたら快適な空間になるのかなどを考えて決めますよね。
それは犬も同じです。
ボーダーコリーにとっても大切な家選び。
室内で飼うのもいいけれど室外でのびのびさせてあげたい。
そのためにも、様々な視点から考えて愛犬が安心して安全に暮らせる場所を作ってあげられるといいですね。