ボーダーコリーと言えば人気の犬種で、お散歩をしているのをよく見かけるようになりましたよね。
白と黒のサラサラヘアーでスラっとしたカッコイイワンちゃんで、よく”賢い犬”の代表例として挙げられるワンちゃんでもあります。
ブリティッシュ・コロンビア大学の調査によると、全犬種の中でボーダーコリーが最も知能が高いと結論付けられています。
私もあの凛々しいお顔に惹かれて、ボーダーコリーを飼ってみたいなぁと憧れたことがあります。
そんな賢いと言われているボーダーコリーですが、どのように賢いのでしょうか?
この記事ではボーダーコリーの賢さについて徹底調査してみました!
是非最後まで見ていってくださいね♪
ボーダーコリーの歴史
まずは、ボーダーコリーという犬種の歴史から見ていきましょう。
ボーダーコリーはもともとイギリス原産の牧羊犬でした。
ボーダーコリーの祖先はスカンジナビア半島を中心に活動していたバイキングが、イギリスに持ち込んだトナカイ用の牧畜犬だったと言われています。
また、原産地が、スコットランドとウェールズの国境(ボーダー)であることからボーダーコリーと名付けられたようです。
その後、イギリスの在来種との交雑をしつつ、牧羊犬としてイギリスの羊毛産業において大きな役割を果たしました。
ボーダーコリーは羊の群れを効率的に誘導する本能を持ち、その集中力が知能の高さの源なのです。
牧羊犬は何百頭もの羊を決まった方向へ誘導しなくてはいけません。
これは人間にとって大変な作業で、何人もの労力が必要です。
ボーダーコリーは羊の行動を予測し、自分で判断して羊たちを制御しているのです。
素晴らしいですよね!
私は家でビーグルを飼っているのですが、食べ物を出したときにしか飼い主の言うことを聞いてくれません…!(泣)
現在では、ボーダーコリーは様々な環境で働いており、牧羊犬だけではなく、災害救助犬としても活躍しています。
先日の能登半島沖地震でも、地震で倒壊した建物から人を見つけ出すという難しい仕事をこなしていました。
ボーダーコリーの歴史を見てみると、いかに人間に寄り添って暮らしてきたかが分かりますね。
性格・性質について
前述したとおり、ボーダーコリーはその知能の高さから、様々な役割を果たしてきました。
ではなぜ賢いと言われているのでしょうか?
それにはボーダーコリーの性格・性質を詳しく掘り下げていく必要があるようです。
- 思いやりがある
- 飼い主に忠実
- 警戒心が強い
- 覚えが速い
それでは早速見ていきましょう!
思いやりがある
ボーダーコリーはとても愛情深く思いやりがある性格をしています。
社交性が高く、人との触れ合いが大好きです。
特に家族との絆をとても大切にしてくれます。
家族が深い愛情でボーダーコリーを育てれば、深い愛情で返してくれることでしょう。
また、知能が高く聡明であることから、家族の状況に合わせて自分で考え行動することができます。
うまくしつけることができれば、きっと最高のパートナーになることでしょう。
飼い主に忠実
ボーダーコリーは飼い主にとても忠実な犬です。
飼い主の指示にはしっかり従う、とても頼もしい存在です。
ただし、飼い主が大好きすぎて、飼い主以外の人間には関心を示さないこともあるようです。
私も以前友人が飼っているボーダーコリーとドッグランで遊んだことがあります。
私が名前を呼んだら、見向きもされなかったので悲しかったのを覚えています…。
警戒心が強い
家族との絆を大切にし、家族に対しては愛情深いボーダーコリーですが、その反面、警戒心が強いという性質があります。
もともとは牧羊犬で、羊や牛を守るため常に周囲の状況を伺いながら行動していたので、他の犬種に比べて警戒心が強いと言われています。
家族を守ってくれる頼もしい存在ですが、しつけには注意する必要があるようですね。
覚えが早い
全犬種の中でも知能が飛びぬけて高いボーダーコリー。
覚えが早く、色んな事をすぐに覚えてくれます。
ただ、その賢さがデメリットになることも…。
キッチンのゲートの開け方を覚えて飼い主がいない時に開けてしまったり、病院に行くのを察知すると動かなくなる等、学習能力が高いせいで起こる問題行動もあります。
悪いこともすぐに覚えてしまうので、子犬のころからきちんとしつけをすることが重要です。
しつけ・訓練方法は?
ボーダーコリーは知能が高く、しつけや訓練に関して、のみ込みが早く色んな事をすぐに覚えることができます。
まず、「しつけ」と「訓練」が別物であることをしっかりと理解しましょう!
「訓練」…飼い主とのコミュニケーション、信頼関係を築くため
そして、下記のことに注意してトレーニングを行いましょう。
トレーニングは子犬の頃から
「しつけ」は学習能力が発達してくる生後2、3ヵ月頃から始めましょう。
トイレトレーニングや、吠え癖、噛み癖など、人間社会で生活していく上で他の人に迷惑をかけないようきっちりしつけていくことが必要です。
「訓練」は集中力がついてくる生後6か月頃から始めるのが適切だと言われています。
待てやお座りなどの指示をちゃんと聞いてくれるように毎日継続的にトレーニングをしましょう。
運動時間を確保する
ボーダーコリーは、運動が大好きで活発な性格をしているので、適切な運動時間を確保しましょう。
運動時間が足りないと、気性の荒さや体調不良に繋がります。
一貫性を持った指示をする
その知能の高さゆえ、飼い主の整合性の取れない行動や、合理性に欠ける指示に対しては混乱してしまうことがあるので、注意が必要です。
しつけに関しては、一貫性を持った指示をすることが重要です。
家族がいる場合は、全員で指示を統一し、ワンちゃんが混乱しないように気をつけましょう。
賢さが分かるエピソード
ハスキーとボーダーコリーの2匹を散歩させている飼い主さん。
ところが、ハラリとハスキーのリードを落としてしまいました!
それを見たボーダーコリーは、自分のリードを飼い主さんに預けて、ハスキーを追いかけます。
その後ハスキーのリードをくわえて飼い主さんのところに引っ張ってきました!
行動が人間のようで、とっても賢いですよね!
周りの状況を見て、自分で考えて判断できるボーダーコリー特有のエピソードでした!
まとめ
いかがだったでしょうか?
- 状況にあわせて自分で考え判断できる
- 飼い主の指示にしっかり従う
- 全犬種の中で知能の高さがトップクラス
愛情深く、従順で聡明なパートナーとなってくれるボーダーコリー。
そのためには、子犬のころから早い段階で訓練を開始し、適切なしつけや訓練が必要だということが分かりましたね♪
私もボーダーコリーを飼って一緒にトレーニングしてみたいなぁ、と思いました!
これからボーダーコリーを飼う予定のある方や、飼いたいと思っている方は是非参考にしてみてください!