賢さ犬種No1のボーダーコリー。
家畜を誘導する牧羊犬として、優れた作業能力とスタミナがあり、中型犬ですが運動量は大型犬並です。
個体差や性格にもよりますが、ゴールデンレトリバーよりも運動量を必要とし、パワーもあります。
人と遊ぶことが大好きなボーダーコリーですが、散歩にはどのくらい時間をかけたらいいのでしょうか?
ここでは
「ボーダーコリーを飼ってみたいけど、どのくらい散歩時間や回数が必要なの?」
という疑問をお持ちの方にむけて、ボーダーコリーの特徴や、散歩の必要性を、大型犬のゴールデンレトリバーを飼っている私の経験もふまえてまとめてみましたので、参考にしてもらえたらと思います!
そもそも犬にとって散歩とは?どんな意味がある?
犬にとっての散歩は心と体の健康維持に不可欠なものです。
運動をすることで健康な体を作り、家には無いニオイや音、知らない人や物、ほかのワンちゃんに出会うなど愛犬にとって気分転換となり、犬の本能的欲求を満たすことができます。
昔散歩の必要性を理解できていなかった子供のころ、違う犬種のワンちゃんを飼っていましたが、その頃はただ歩かせればいいんだという、浅はかな考えを持っていました。
今となっては
「楽しい散歩をさせてあげられていなかったな」
と後悔が残っています。
もしかしたらまだそういった考えを持たれている飼い主の方もいらっしゃるかもしれませんが、散歩にもちゃんとした意味があったんですね。
また飼い主とのコミュニケーションの時間にもなり、声掛けで飼い主を意識することで問題行動の予防にもつながります。
散歩の時間は愛犬としっかり向き合える時間にもなりますね。
私のワンコは散歩中こちらを見上げてアイコンタクトをしてくれたりして、
「楽しんでる~?」
と語りかけてくれているような気持ちになります(笑)
ボーダーコリーにとって適切な散歩は1日どのくらい?
ボーダーコリーは中型犬(成犬体重が25Kg未満)で、中型犬は一般的に、1日2回、1回30分ほど、2~3キロ程度と言われています。
しかしボーダーコリーは運動量が多く走り回るのが大好きな犬種になります。
理想は1日1~2時間程度と言われています。
その中で歩くだけではなく走る要素を取り入れてあげるといいでしょう。
歩く=リラックス、走る=リフレッシュ、止まる=ニオイをかぐことになり、満足感に繋がります。
ただ散歩時間はあくまでも理想であり参考です。
ワンちゃんの性格や個体差によって時間は変わります。
私が飼っているゴールデンレトリバーも、散歩や運動は好きですが、散歩時間はトータル1時間にも満たないです。
なので庭やドッグランでボール遊びやおいかけっこをして、運動と気分転換をしてもらうようにしています。
散歩は量より質と考えます。
私のワンコも散歩は短い時間ですが、ボール遊びや走ったりした後満足して家の中に入っていきます(笑)
散歩だけでなくドッグランなどでおもちゃを使って遊んであげることも、ストレス解消に繋がります。
注意点として、散歩の時間は決めないようにしたほうがいいかと思います。決まった時間がくると催促してくることもあり、散歩に行けないことでストレスをため込んでしまう可能性があります。
私のワンコも決まった時間になると散歩を催促してきて、いけないと吠えたり穴掘り行動をしたりすることがあります。
訴えているそのしぐさだけ見ればとても可愛いのですが、
「連れていけなくてごめんね~!」
と愛犬の頭をわしゃわしゃ撫でています。
できる範囲で不規則な時間の散歩がおすすめです。
散歩にいかず家にずっといておこる問題行動とは?
ストレス発散ができず、モノを噛む、吠えるなどの攻撃行動や、物音や物体におびえたりなどの不安行動、最悪の場合ストレスが原因で病気にかかる可能性も出てきます。
できる限り、愛犬にストレスを与えたくないですね。
頭を使う運動も好きな犬種
優れた運動能力を持ち、作業意欲もとても高いボーダーコリー。
アジリティやディスクを使った競技のドッグスポーツにおいても活躍しています。
お庭やドッグランなどでボール遊びやプール遊び、室内でもできる頭を使うノーズワークなどで、知的好奇心を満たしてあげる遊びを取り入れてあげるといいと思います。
過度な運動は病気やケガのリスク!
運動量が多い犬種ですが、何事もさせすぎはよくありません。
多くの犬は生後4~10か月ごろに骨が成長します。
そのころに激しい運動をさせたり、衝突や落下等の事故で骨や関節に悪影響を及ぼす危険性があります。
特に発育途中の子犬のころは無理させず、愛犬のペースで運動させてあげてくださいね。
まとめ
- 運動量が多く、走り回るのが大好き
- 散歩は質より量、ワンちゃんによって散歩時間や内容を決めてみる
- ドッグランに行ったり、頭を使った遊びも取り入れる
- 運動は愛犬のペースで無理をせず
ボーダーコリーの散歩についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
ワンちゃんにとって散歩はとても大切です。
ただこうしないといけないという決まりはなく、飼い主にとってもワンちゃんにとっても負担のない、お互いが楽しく過ごせることが大切だと思います。
私のワンコも短いながら楽しんで散歩しており、私自身も楽しんで散歩していることで、副産物として体重が7キロ落ちました(笑)
ワンちゃんを飼うということは、さまざまな責任や大変さがありますが、同時にいろんな楽しさや喜びも与えてくれます。
無理なく楽しみながら散歩をして、ワンちゃんとの生活を豊かにしていきたいですね。
ぜひ参考にしてみてください!