ボーダーコリーは甘えん坊?性格から飼うときの注意点まで解説!

中型犬で、牧羊犬や人と犬が一緒に楽しむ障害物競走のアジリティドッグなど幅広い活躍を見せるボーダーコリー。
その知性は数多のワンちゃんたちの中でも群を抜いており、そこに底なしの体力も併せ持つ稀有な存在なのです。

私の中のボーダーコリーのイメージはやはりアジリティドッグとしての存在で、動画配信サイトなどで度々ボーダーコリーの活躍を目にします。

その俊敏さで数々の障害物をクリアしていき、飼い主との絆を感じさせるチームワークにはいつも感動を覚えてしまいます。

そんなボーダーコリーですが、実は意外にも甘えん坊な一面もあるとか?

この記事を読めば、そんなボーダーコリーの性格や飼い方についてわかります。

ボーダーコリーの歴史

ボーダーコリーの名前の由来は、その誕生地がスコットランドとイングランドの国境付近のため、国境という意味のボーダーからきています。

また、原産国のイギリスでは牧羊犬の総称をコリーと言い、コリー犬の中でも特に作業能力が高く優れた犬種がボーダーコリーと言われるようになったという説があります。

ボーダーコリーの祖先はバイキングが牧羊犬としてイギリスに持ち込んだとされており、他の牧羊犬やラフコリーと交配したことにより生まれたといわれています。

1987年と正式な犬種として認められるのは遅く、ラフコリーほどの優れた見た目がなかったことが要因のようです。

ボーダーコリーの性格

ボーダーコリーは数多くの犬種の中でも、大変すばらしい知能を持っています。
また、集中力もすさまじいため、しつけがしやすい犬種と言えるでしょう。

そんなとても賢い印象のあるボーダーコリーですが、実は飼い主への愛着がとても強く、注目してほしいという気もちが非常に大きいという一面も持っています。

飼い主と一緒の行動をすることを好み、いつも構ってもらうことがうれしい性格の子が多いようです。

また、牧羊犬としての歴史からか周囲の観察を怠らず、いろいろなものを察知しやすい分少し敏感なところもあります。
知らない人に恐怖を覚えたり、車やインターフォンなどの生き物が出す音ではないものを怖がる子も多いようです。

また、飼い主にべったりな面からフレンドリーなのかと思えば、意外にもほかの犬とも仲良くなりやすいというわけではないようです。

恐怖を感じて攻撃してしまう場合もあるなど、他の犬たちと仲良くなるには少しずつ段階を踏まないと思わるトラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。

ボーダーコリーを飼うときの注意点

賢さや飼い主への忠誠心からしつけのしやすさに言及しましたが、実はそれがそのまま飼いやすさに直結するわけではないのです。

その素晴らしい運動能力がゆえに最低限の運動量を確保してあげないとすぐに欲求不満になってストレスが溜まってしまうのです。

最低でも1日に2回、1時間程度の散歩が理想と言われています。

また、遊びの一環でただボールやフリスビーで遊ぶだけではなく、頭を使ったトレーニングやドッグスポーツを取り入れてあげると体も頭も使うことができてボーダーコリーのより良い遊びになるといえるでしょう。

ボーダーコリーは抜け毛がかなり多い犬種の為、春や秋の換毛期にはすさまじい量の抜け毛が出ます。
こまめなブラッシングと掃除が毎日必要になるでしょう。

そんな被毛の多さ故、夏場の室内はエアコンで25度前後に調整してあげないとすぐにばててしまいます。
特に夏場の暑い時期には散歩の時間を早朝や日没後の涼しい時間にするなど心がけてあげましょう。

ボーダーコリーの病気や寿命について

ボーダーコリーは遺伝性の疾患が多く、コリー眼異常、コリーアイと呼ばれる眼疾患で眼球の後方を包む膜が正常に発達しなくなる病気で、最悪の場合失明してしまう可能性があります

この病気に決定的となる治療法は現在のところ発見されておらず、子犬の時に検査を行ってほかの病気等に対して早めに治療を行うことが重要と言われております。

股関節が緩むことでの痛みや歩行障害を引き起こす股関節形成不全という疾患もあり、早期発見での治療が重要です。
床が滑りやすいフローリングなどでは歩きづらくなるため、カーペットなどの敷物を敷くなどして対応するようにしましょう。

そんなボーダーコリーの平均寿命は13歳程度と言われており、中型犬のほかの犬種と比べてもあまり長いとは言えません。

まとめ

  • ボーダーコリーの歴史
  • ボーダーコリーの性格
  • ボーダーコリーを飼うときの注意点
  • ボーダーコリーの病気や寿命について

今回ボーダーコリーについて改めて調べた中でも、よく動画で拝見していたボーダーが実はほかの犬には犬見知りをするということが意外でした。

動画ではいつも飼い主さんとの熱い絆を感じており、その信頼関係の強さからどんな人や犬たちとも社交的に接することができるものだと思っていました。

ボーダーコリーの甘えん坊な一面を調べて意外と知らなかった一面を知れたため、今度ドッグランに行くときにボーダーコリーの子がいた時には、少し様子を見てみようと感じました。

あなたももしボーダーコリーをお迎えするときや、もうすでに家族になっているボーダーコリーに対していろいろと調べてみると、興味深いことが分かるかもしれません!