その姿と性格で人を魅了してきたブルテリア。
私も散歩中にブルテリアを見かけるとその愛らしさとなんとも言えない表情についつい足を止めてしまうことがあります。
やはり珍しさも相まって、なかなかお目にかかれないブルテリアを見つけた日はなんだか少しラッキーで幸せになる気がします。
時折見かけるブルテリアは白地に黒のぶちがある子でしたが、ある時旅行中に遭遇した子は茶色味の強い赤毛っぽい子で最初ブルテリアだとは思わず、偶然その子がブルテリアと知って驚きました。
そこから少し調べてみると、1種類しかいないと思い込んでいたブルテリアにも種類の違いがあることが分かったので、みなさんにもご紹介したいと思います。
この記事を読めば、ブルテリアの種類とその違いが分かります。
ブルテリアはどんな犬種?
ブルテリアの起源は18世紀中ごろにまでさかのぼります。
ブルドックの持つ闘争心と、テリアの持つ敏捷性を掛け合わされて交配されたブルテリア。
その資質通り最高峰の闘犬として生まれ、犬と牛とで闘うブル・ベイティングやベア・ベイティングで活躍しました。
その強さでも注目を集めたブルテリアですが、闘いざまでも席巻します。
強さだけではなく紳士的なフェアプレー精神を重んじて飼育され、自らは挑まない勇敢さがあるためその姿勢が評価されました。
そこからペットとして品種改良されてきているブルテリアですが、やはり当時の名残はあるため勇敢で人間に忠実であるところは変わらないようです。
スタンダードブルテリア
ブルテリアの一般的な犬種の一つであるスタンダードブルテリア。
その主な特徴は以下のようなものです。
- 大型で筋肉質な体格
- 卵型の頭部が特徴
- 体長は約45~55cm程度。
- 体重は約22~38kg程度。
- 平均寿命:10~14年程度
外見的な特徴が際立つブルテリア。
三角の小さな目や立ち耳のV字型の耳を持っています。
毛質は短くやわらかな被毛で、闘犬の頃を思わせる筋肉質でがっしりとした体格をしています。
性格は非常に勇敢で自信に満ちており、活発でエネルギッシュです。
また、知的な面もあり、人間にとても忠実です。
時に頑固になることもあり、しつけを十分にしないと手に負えなくなるなんてこともあるため注意しましょう。
遊び好きで愛情深いところもあるため、たくさん遊んであげてくださいね。
ミニチュアブルテリア
ブルテリアのもう一つの一般的な犬種であるミニチュアブルテリア。
こちらの主な特徴は以下の通りです。
- 小柄で筋肉質、引き締まった体格
- 卵型の頭部
- 体長は約25~35cm程度
- 体重は約6~15kg程度
- 平均寿命:12~16年程度
ミニチュアブルテリアはスタンダードブルテリアを愛玩用や家族の一員として飼育できるよう小型化された犬種です。
スタンダードブルテリアと大きく違うのはやはりサイズでしょう。
スタンダードブルテリアと比べるとかなり小さくなっているのが分かると思います。
外見的な顔など特徴はスタンダードブルテリアとあまり変わりません。
運動量などについてもスタンダードブルテリアからは劣るものの、依然として活発で高い運動量です。
平均寿命についてはミニチュアブルテリアのほうが2年ほどですが長い傾向があるようです。
性格についてもスタンダードブルテリアとよく似ていますが、どちらかというとミニチュアブルテリアのほうがよりソフトになるでしょう。
また、スタンダードブルテリアの強い独立心が少し抑えられているところも特徴です。
主にコンパニオンドッグとして開発されたミニチュアブルテリア。
飼いやすさという面ではスタンダードブルテリアに比べ易しさがあるかもしれませんが、やはりしっかりとしたしつけでトレーニングしてあげる必要があるでしょう。
様々な毛色
ブルテリアには様々な毛色の種類があります。
主な毛色は以下の通りです。
白
最も一般的と言える色です。
模様などがなく純粋な白色で、清潔感がありとてもきれいです。
白と色付き
白色の毛をベースに、体の一部にほかの色の斑点や模様があります。
斑点や模様の色には、黒や赤褐色、赤、フォーンと呼ばれる赤い茶色などのほかに、白、黒、茶の組み合わせである三色があります。
色付き
体全体が白以外の色で、毛色としては赤、フォーン(赤褐色)などがあります。
色付きと白
赤、フォーンなどをベースとして白色の毛が斑点や模様として入っています。
まとめ
- ブルテリアはどんな犬種?
- スタッフォードシャーブルテリア
- ミニチュアブルテリア
- 様々な毛色
このように、私が持っていた白地に目の周りが黒いイメージ以外にも、実は様々な種類の子がいるんですよね。
ブルテリアの種類がどんな子であっても、どっしりと構えた体つきなのに、ものすごくつぶらな瞳で見つめられるとついつい構いたくなってしまうのが人間の本能でしょう。
私も旅行中に出会った子と何とか仲良くなろうと試みましたが、そもそも飼い主の方の攻略が難しく断念した苦い記憶があります。
そんな記憶でも、やはりブルテリアの魅力は底知れません。
またいつか違う子に出会えたら、その時はまた仲良くなれるよう頑張ります。
みなさんもブルテリアをお迎えした時にはぜひ可愛がってあげてくださいね。