みなさんは“ブルテリア”と聞くとどんなイメージがありますか?
“平成イヌ物語バウ”というアニメを知っている方は、バウのイメージが強いかもしれませんね。
“平成イヌ物語バウ”は1993年ごろにテレビで放映されていたアニメです。
私もこのアニメを何話か見たことがあるのですが、主人公の犬 “バウ”はブルテリアがモデルになっています。
バウは自由奔放でいろいろとめちゃくちゃなことをするのですが、頭がよくやさしい一面もあり、
「バウ」
という鳴き声が愛らしい男の子です。
当時はこの “平成イヌ物語バウ”をみて、ブルテリアをおうちにお迎えした人もいたのだとか。
では、実際のブルテリアの性格はどうなのでしょうか?
「ブルテリアを飼いたい!」
とお考えの方はぜひ読んでいただきたいです。
実際のブルテリアの性格
ブルテリアは昔に闘犬として活躍していた時代がありました。
気性が荒めの犬種だったのですね。
現在も警戒心が強いところがあり、いやなことをされると吠えたり噛みついたりすることも多少はあるようです。
また、一度噛みつくと狩猟本能が発揮されてなかなか離しません。
しかし、現在は家庭で飼いやすいように改良されています。
バウのように遊び好きで活発、陽気な性格のコがほとんどです。
家族が大好きで忠誠心も持っています。
きちんと育てれば、素敵な家族の一員になること間違いなしです。
しつけ方のコツ
ブルテリアは基本的には穏やかです。
しかし、他の犬に威嚇されたり追い詰められたりすると、闘犬本能が出て凶暴化してしまうこともあります。
それを防ぐために、しつけ方のコツを知っておきましょう!
1.運動をさせる
ブルテリアは筋肉質な体型で体力のある犬種なので、運動させてストレス発散させてあげるのがよいです。
お散歩の時間は30分~1時間を1日に1~2回させてあげましょう。
我が家は柴犬がいますが、お散歩が大好きです。
雨などで外に出られない日が続くと
「開けてくれ~」
と、自分でドアをたたいて開けようとします。
今はシニア犬なのであまり長い時間歩かせられないのですが、お留守番している時間が長いうちのコはやはり外に出ると気分転換になるようです。
しっぽを振ってうれしそうに歩いています。
お留守番をさせることが多くなりそうならば、なおさら外で発散させてあげることは大事かもしれません。
2.服従訓練
闘犬が由来の犬種なので、先にお伝えしたとおり時に凶暴になってしまうことも十分あり得ます。
それを防ぐために重要なのが服従訓練です。
服従訓練をすることで、飼い主さんと良好な関係が築けます。
ワンちゃんが飼い主さんの指示を聞いて行動するようになりますので散歩中での思わぬトラブルを防ぐことができます。
座れ、待て、来い、伏せは必ず教えるようにしましょう。
お迎えしてすぐから訓練を初めて、ブルテリアに定着させるようにします。
我が家の愛犬は、幸いこのコマンドを教えるのには苦労しませんでした。
うちにやってきてからすぐに練習を始めてすんなりと覚えてくれました。
お散歩中、他のワンちゃんに吠えられても吠え返したり、興奮したりすることはなく、飼い主がなにも言わなくても
「なんか怒ってるね~。」
という感じで吠えているワンちゃんをお座りして眺め、次の指示を待っていますよ。
3.愛情深く接する
ブルテリアは、家族が大好きなワンちゃんです。
おうちが一番くつろげる場所となるように、普段から愛情たっぷりで接してあげるようにしましょう。
全身をやさしくなでてあげたり、おうちの中やお外で遊んであげたりしてコミュニケーションをとっていきましょう。
そうすると、ブルテリアちゃんの心の安定につながります。
しかし、 “愛情深く接する”ことと、 “しつこくすること”はちがいます。
うちのコは独自の飼い主との距離感があるようで、あまりべたべたとしつこく触ると不快に感じるようです。
そんなときは飼い主から離れて
「しばらくそっとしておいて。」
と態度で示してきます。
吠えて怒ったり噛んできたりということはないですが、愛犬が自分から寄ってこない限りはこちらから触りにいかないようにしています。
ブルテリアもマイペースな犬種ですので、常に飼い主さんにベッタリなコもいれば、撫でてほしいときとそっとしてほしいときがあるコもいます。
そのコの特徴に合わせた距離感で接し、ブルテリアの体にストレスがかからないようにしましょう。
まとめ
- ブルテリアは活発で遊び好き。基本はやさしい性格である。
- 場合によっては闘犬だったころの気質が出ることもあるので、しつけが必要。
- しつけのコツとしては、適度な運動と服従訓練、愛情深く接すること。
“平成イヌ物語バウ”に出てくる、ブルテリアがモデルのバウ。
ブルテリアの特徴がしっかりとバウのキャラクターに盛り込まれているのではないかと感じました。
バウをみて
「ブルテリアかわいい!」
と思う人がいるのも無理はありません。
活発で遊び好き、そして陽気で家族が大好きなブルテリア。
日本では流通しているところが少ないブルテリアですが、おうちにお迎えすると毎日の暮らしが楽しくなるのではないでしょうか。
記事の中で触れた飼うときに大切なことを知ったうえで、ブルテリアをお迎えしてほしいなと思います。