かわいいブルテリアを飼っているみなさん!
かわいいからといって、食べ物を多く与えていませんか?
ごはんやおやつを出すと喜ぶ姿、とてもかわいらしいですよね。
我が家にも柴犬がいるのでその気持ち、よくわかります。
食べ物を出すとすごい勢いで食べてくれるし、なんだか自分に懐いてくれる気がして…それがとてもうれしいものです。
かわいらしさのあまり
「もう1個…」
とついつい多くあげてしまいます。
だけど、ちょっと待ってください。
人間と同じように、ワンちゃんも肥満は大敵なんです。
おやつやごはんを多く与えてワンちゃんの体を肥満にしてしまうと、健康に害を及ぼす可能性が非常に高いです。
今回は、ブルテリアの適正体重と体重管理の方法を知ってワンちゃんに少しでも長生きしてもらいましょう!
ブルテリアの適正体重
まずは、ブルテリアの適正体重を知りましょう。
子犬期は、体高53㎝、体重は24㎏。
成犬になると体高56㎝、体重は28㎏ぐらいが理想です。
みなさんのおうちにいるブルテリアちゃんは、適正体重を上回っていませんか?
愛犬の体重や体高を確認してみてください!
肥満のリスク
「そもそも、なぜ肥満がだめなんだ?」
「ぷくぷくしてかわいいじゃないか!」
と思う方もいらっしゃるかもしれないので、説明しますね。
人間にも肥満は健康によくないということはみなさんご存じかと思います。
しかしワンちゃんも、肥満はとても危険なことなのです。
肥満が招くリスクとしては、
- 寿命が短くなる
- 関節に負担がかかる
- 心臓病などの病気になりやすくなる
などがあげられます。
せっかく家族として迎えたブルテリアちゃんに健康で長生きしてもらえるように、飼い主さんが体重管理をしてあげる必要があります。
体重管理のコツ
「肥満にリスクがあるのはわかった!でも体重管理って、どんなことをしたらいいの?」
そんな疑問を持った方が多いのではないでしょうか。
ここでは、私の実体験をもとに、体重管理のコツについてお伝えしていきます。
医師に相談の上、減量食に変更する
「うちのコ、ちょっと太ってきたかも…」
と感じたら、まずかかりつけの獣医師さんに相談しましょう。
獣医さんが状態を見て、必要ならば減量食を勧めてくれます。
普段のごはんを動物病院で紹介された減量食に代えて、様子を見てみましょう。
おやつの量を調整する
うちの愛犬はフードにはあまり関心がなく、おやつが大好きです。
我が家では毎日少しずつジャーキーやさつまいもをあげていました。
私の実家に連れていくと、私の母や祖母がおやつをくれるのですがその量が凄まじく…
私は
「普段はごはんを全然食べないし、いいかな~」
なんて軽く考えてしまっていたのです。
ある日、動物病院に連れていくとフードはそんなに食べていないのに2kgほど増えていました。
その前までは標準体重を保っていたので、獣医さんから注意を受けてしまいました。
そのとき、獣医さんから言われたのが
「ジャーキー1本は、人間で言うとケーキ1個分くらいのカロリーです。」
とのこと。
とても恐ろしくなり、実家にもそのことを伝えておやつの量をかなり減らしました。
具体的には今までジャーキー1本あげていたのを、3分の1ぐらいにしたのです。
あとは私の実家でおやつをもらうので、家ではあまりおやつをあげないようにしました。
次に動物病院に行ったときには体重は増えていませんでした。
しかしあれから5年経った現在も2kg増えた分は元に戻っていません…。
人間が
「大した量ではないだろう」
と思っていても、ワンちゃんにとってはかなりのカロリーを摂取しているのですね。
フードの量をきちんと測る
フードも目分量であげていると意外と食べ過ぎている場合があります。
フードのパッケージ裏に書かれている摂取量を参考にする、または獣医師さんに指定された量をキッチンスケールできっちりと測ってからごはんを与えましょう。
「今日はおやつをいっぱいもらっちゃったから、ごはんはこのぐらいにしとこうかな…」
という調整をワンちゃんは自分ではできません。
与えれば与えただけ食べます。
ですので、ごはんをあげる前に飼い主さんがきちんと必要量を測ってから与えてあげることが大切です。
ちなみに我が家でも、おやつを食べて2kg増えたのを機にフードのあげ方も見直し、きちんと量を測って与えるようになりました。
相変わらずフードに興味はなさそうですが、おやつが出てこないのでしょうがなく少しずつ食べています。
適度な運動をする
ブルテリアの体は筋肉質です。
たくさん運動することが必須です。
お散歩の目安としては、30分~1時間を1日2回。
シニアになって体力が落ちてくるとお散歩の時間の調整が必要になります。
愛犬の年齢や様子を見ながら運動させてあげるようにしましょう。
まとめ
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ブルテリアの適正体重は子犬期が体高53㎝、体重は24㎏。成犬になると体高56㎝、体重は28㎏。
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肥満は関節への負担や、循環器疾患、短命のリスクがある。
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体重管理のコツとしては適度な運動とおやつやごはんの量の調整をすること。獣医師に相談し減量食にするのもよい。
ワンちゃんの寿命が短い、ということは愛犬家のみなさんは周知の事実かと思います。
しかしだからこそ、1日でも長く一緒に過ごせるように飼い主さんが気をつけてあげることが大切です。
いくら気をつけていても防げない病気もありますが、肥満からつながる病気については普段の生活で予防することができます。
おやつの食べ過ぎで2kg増えた我が家の柴犬は、現在14歳。
今もその2kgは落とすことができていませんが、お散歩が大好きなので積極的に外に出て歩いています。
14歳という年齢なので、若いときのように長く歩くことはできませんが、体重は増えることがないように気をつけています。
1分1秒でも長く、一緒にいたいですから。
ブルテリアを飼っているみなさんが、少しでも長く愛犬と一緒に過ごせますように。
そのために日々の体重管理には気をつけていきましょうね!