逞しさを感じる凛とした佇まいや知能高さが魅力のシェパード。
警察犬として活躍する事でも有名な事から、【シェパード】と聞くと黒×茶色の毛色の犬をイメージする方が多いのではないでしょうか?
私自身、これまでずっと犬と関わる生活を送ってきましたので、犬に対する知識はいくらかある方だと思っていたのですが、思っていた以上に毛色の種類がある事を知って驚きました!
また一口に【シェパード】と言っても様々な種類がある事も知ってさらにビックリ!
今回は、シェパードの種類ごとに毛色について解説していきたいと思います。
シェパードの種類と毛色
シェパードは一つの種類でも、結構いろんな毛色があるんです。
ここでは、種類ごとに毛色を紹介していきますね。
・ジャーマンシェパード
【シェパード】と聞いてパッと思い浮かぶのが、このジャーマンシェパードかと思います。
全身真っ黒の毛で覆われたブラックのジャーマンシェパードもいますが、代表的なのはベースは黒い毛+こげ茶や明るい茶色のシェパード。
中には黒×黄色のシェパードもいるようです。
・ オーストラリアンシェパード
レッド・レッドマール・ブラックトライ・ブルーマールの4種類に分けられます。
代表的なものはブラックトライと呼ばれる毛色でしょう。
ブラックトライのオーストラリアンシェパードはコリーに似ていると言われているようです。
・ホワイトシェパード
フワフワで柔らかい触り心地で、真っ白な毛色です。
この真っ白な毛色が番犬には適さないのでは?という理由から、絶滅の危機に陥った事もあったようです。
・ベルジアンシェパード
ラケノア・タービュレン・マリノア・グローネンダールの4種類に分けられます。
中でもポピュラーなものはマリノアと言われています。
ベルジアンシェパードのマリノアはジャーマンシェパードよりも賢いとされているようです^^
・アナトリアンシェパード
一見ハスキー犬に見えなくもないアナトリアンシェパード。
グレーやフォーンの毛色をしています。
・キングシェパード
ジャーマンシェパードと毛色とバリエーションはほぼ同じ。
中にはホワイトやグレーの毛色を持つキングシェパードもいますが、比較的珍しいそうです。
キングシェパードの歴史は比較的新しいもので、1970年頃、ジャーマンシェパードよりも大きい犬種を作る事を目的として、ブリーダーたちが様々な犬種を交配させて誕生しました。
・コーカシアンシェパード
毛色は様々で、主に白やクリーム、グレー、ブリンドルなどのコーカシアンシェパードがいます。
しっかりとした訓練が必要で、しつけが上手くできていないと飼い主との関係性にも影響が出てきます。
経験豊富な飼い主にとっては素晴らしいパートナーとなることがありますが、初心者には難しい犬種と言えるかもしれません。
・カルパチアンシェパード
カルピーとも呼ばれています。
カルパチアンシェパードの毛色は白やクリーム、ブラック、ブリンドルなど。
警戒心が強い一面もあるようです。
・イーストヨーロピアンシェパード
ジャーマンシェパードの毛色のバリエーションとほぼ同じ。
中には黒や茶のベースの体毛に、ストライプ上の模様が入っているイーストヨーロピアンシェパードもいます。
初心者の飼育は難しいと言われています。
ロシアやその周辺の地域では人気が高い犬種です。
・ カルストシェパード
白やクリーム色のベースの体毛に黒や茶の模様が入っている。
カルスト高原地域でのみ見られる伝統的な犬種である為、スロベニアでは国の天然記念物として指定されています。
・ サウスロシアンシェパード
毛色は主に白やクリーム、グレー、ブリンドルなど。
家庭での飼育は向かず、広い農場や牧場などで仕事犬として飼育されていたり、中にはサーカスで活躍しているサウスロシアンシェパードもいるようです。
シェパードと言っても、こんなにたくさんの種類がいるなんて!
同じシェパードの仲間でも家庭向きかどうかに差があったり、体の大きさに違いがあったりと様々。
シェパードは奥が深い犬種ですね^^
シェパードの毛色が与える影響
犬種によって様々な毛色のシェパードがいますが、毛色の差によって、生活に与える影響について調べてみました。
1.体温調節
毛色が暗い犬は太陽の光を吸収しやすく、暑い気候下での体温調節が難しくなる可能性があります。
反対に、明るい毛色の犬は太陽の光を反射しやすく暑さを和らげる助けとなります。
2. 寒冷地への適応性
前述した通り、暗い毛色の犬は太陽の光を吸収しやすく、寒冷地では体を温かく保つのに役立つ場合があります。
明るい毛色の犬は太陽の光を反射しやすいため、寒冷地での適応性は低いです。
一部では、シェパードの毛色と性格の関係性が謳われている事があります。
例えば…【黒いシェパードは忠実で警戒心が強い】【ブラック&レッドのシェパードは友好的】etc…
しかし、毛色が直接的に性格に影響を及ぼす科学的根拠はないとされています。
シェパードの性格は、犬種・個体差によっても大きく異なりますし、環境が与える影響の方が大きいです。
毛色と性格についての記事も時々見かけますが、鵜呑みにせず血液型占いに近い感覚で楽しんでもらえたら良いのかなと思います。
まとめ
- シェパードの種類は豊富にある!
- シェパードの種類では正確に違いはあるが、毛色は性格に影響しない
- シェパードの毛色によって、体温調節や寒冷地への適応性など生活面で様々な影響を与えている。
一口にシェパードの毛色や種類と言っても、本当に様々なものがありますよね^^
犬好きの方にとっては、どの種類のシェパードも可愛く感じられるかと思いますが、今回紹介したものの中には、残念ながら日本で飼う事は難しい種類のシェパードもいます。
シェパードの特徴を理解する事は大前提として、お家の環境や生活スタイルなどを踏まえた上で飼育を検討する事はもちろん、一緒に暮らす家族とも協力して迎え入れる準備をしていく事が非常に大切です。
私はこれまでシェパードと触れ合った経験がほとんどなく、時々散歩で見かけても【怖い…】と後ずさりしてしまう事の方が多かったのですが(笑)
こんなに沢山の種類のシェパードがいると聞くと会ってみたいな~なんて思います♪
最近ではシェパードの子犬を引き取る為にはどうすれば?と黙々と検索しているほど興味津々です^^
今後シェパードと生活をしていく事を検討されている方にとって、少しでも参考になったら嬉しいです♪