皆さんはレオンベルガーという犬種をご存じでしょうか?
日本では新規で血統書に登録される頭数が年間100頭未満しかおらず、とても希少な犬種なんです。
ライオンの様な風貌でどことなくセント・バーナードを思わせるような感じもあり、ぱっと見はすこし怖そうなイメージがありますが、実はとてもフレンドリーで心優しい従順な性格です。
成犬になると体重35~50kgとかなり大型になりますので、飼おうと思ったら広い飼育環境を用意しなければならず、かなりの準備が必要ですね。
今、私はマルチーズ×パピヨンのmix犬を飼っていますが、小型犬なので室内でも十分飼うことが出来ています。
もし、体重35kgなんて巨体の子が家の中で歩き回ることを考えたら大変だなぁと思っちゃいました。
それではレオンベルガーについてどんな犬種なのかを詳しくお伝えしていきます。
レオンベルガーのルーツについて
レオンベルガーはライオンの様な犬種を作りたいという目的から、ドイツのレオンベルグ州でニューファンドランドとセント・バーナードを交配して作られた事が始まりです。
その後、グレートピレニーズ等の犬種を掛け合わせていき、今のレオンベルガーという犬種が誕生しました。
なぜライオンみたいな犬を作りたいと思ったのは、レオンベルク州の紋章にライオンが描かれているからそんな犬を作ってみたいと思ったからなんです。
ライオンのたてがみのような雰囲気の毛をしていてかっこよくて力強さを感じますね。
レオンベルガーは欧米では水難救助犬として活躍しています。
それは手足にニューファンドランドのように水かきが付いているからなんです。
泳ぎが得意そうですし、大型犬が泳いでいると迫力がありそうですね。
レオンベルガーの特徴と性格について
レオンベルガーも生まれたての頃は700gと小さな可愛い子犬ですが、3ヶ月も経つと20kgにまで増え、成犬ともなると35~50kgにもなります。
50kgともなるともう人間の大人と変わらない位の体重ですよね。
毛色はライオン・イエローのような明るい黄色だったり、レッドやレディッシュ・ブラウンといった赤茶色の毛がベースで、口の周りが黒毛となるブラックマウスが入っています。
見た目はどことなくセント・バーナードのような強面の雰囲気が残ってますよね。
ぱっと見ちょっと怖そうな感じがするので怖そうな感じもしますが、その見た目とは違って優しくてフレンドリーな性格をしています。
人懐っこく従順な性格で落ち着きがあって飼い主に懐きやすいため、一緒に暮らしやすいといえるでしょう。
学習能力が高く記憶力にも優れているため、しつけやトレーニングをしっかりすることで生活上の問題を起こさないようにしましょう。
しつけは人間と犬が一緒に暮らす上でお互いにすごし易くするためにルールを教えることです。
上下関係を教え込ませることがしつけだと思っている方がいるとしたら、それはしつけとは言いませんよ。
ちょっと考えて見て下さい。
50kgもある巨体を持つ犬が家の中で縦横無尽に暴れ回っている光景を。
考えただけでも恐ろしいですよね。
そうならないようにするためにもルールを教え込むことは大事なことなのです。
レオンベルガーを飼う上で気をつけること
レオンベルガーは大型犬のため、初めて犬を飼ってみようと考えている人にはおすすめできません。
犬との共同生活について詳しくなってから一緒に暮らすことをおすすめします。
レオンベルガーは暑さに弱く熱中症にかかりやすいため、温度管理が出来る環境が望ましいため、飼育環境は室内飼いが好まれます。
特に最近の夏場は猛暑が続くので、暑さ対策をしっかりとりましょう。
大型犬全体に言えることですが、1日に2回、1時間程度を目安に散歩をして運動量を確保する必要があります。
運動不足はストレスの元になってしまいます。
わたしも小型犬ですが犬を飼っており、毎日数回の散歩が欠かせませんが一緒に歩いているのが楽しいですね。
一人で散歩しているときには味わえない癒やしをえることができますよ。
また、大型犬ですから食事量も多くなりますしお薬などの量も増えることから、経済的余裕も大切になってきます。
毎日与える必要のある物ですし、長生きしてもらおうと思ったら体に良い物を与えてあげたいですからね。
レオンベルガーの平均寿命は8~9才と大型犬の中でもやや短め。
一緒に暮らせる時間は小型犬と比べるとどうしても短くなる傾向がありますので、一緒に暮らしているうちにいっぱい楽しい思い出を作って下さい。
まとめ
- レオンベルガーは日本では希少な犬種である
- ドイツが原産国でニューファンドランドとセント・バーナードの交配から生まれた
- 性格は穏やかで優しくフレンドリーであること
- レオンベルガーを飼う上で気をつけることが沢山あること
レオンベルガーは日本では珍しい犬種のため、まだあまり認知度は高くありません。
私も今回の記事執筆を通して初めてレオンベルガーについて知りました。
大型犬でありながら室内飼い推奨のため、私の狭い家では飼うことは難しいなぁと思いました。
広い部屋があって自由に動き回れる環境を用意してあげることが出来るならお迎えすることを考えてみてはどうでしょうか?
優しくてフレンドリーな性格で人懐っこいため、一緒に暮らしてみたら楽しそうだなと思います。