ネット社会の現在、どんな情報も簡単に調べることができるようになりましたよね。
そんな便利なネットで保護犬と検索すると、保護犬の里親募集って言葉をよく見かけます。
これは、何かしらの理由で保護した犬の新しい家族を探すための募集です。
どんな犬種でも些細な情報までも調べることができるので、里親も見つかりやすくなったのではないでしょうか。
検索結果で様々な犬種の里親募集を見かけますが、大型犬であるロットワイラーもまた、保護犬として里親募集されていることが多いことをあなたはご存じでしょうか?
ロットワイラーは忠誠心にあふれ、家族に対して忠実で愛情深く一緒に行動することを好む犬ですが、一方で人の死亡事故にかかわっている件数が多い犬でもあります。
飼うのが難しいとされるロットワイラー。
保護犬となり…成長期から携わっていない人が里親となって問題ないのか。
この記事では保護犬を引き取る為に必要なことは何か?についてご紹介します。
保護犬とは?
あなたは保護犬という言葉を知っていますか?
言葉通り…自治体や民間の動物保護施設、個人宅などで一時的に保護された犬のことです。
最近はテレビやYouTubeなどで保護犬を取り上げていることが多く保護犬がどんな犬なのか知っている人も多いのではないでしょうか。
では、あなたは保護犬が保護された理由についてどれだけ知っていますか?
もちろん理由は様々だと思います。
飼い主が居なくておうちがない犬、飼い主が世話をせず劣悪な環境状況にいる犬。
引越し先では飼えなくなりやむを得ず保護してもらう犬など、色々な事情で犬は保護されています。
わたしが幼いころは、よく野良犬も見かけました。
歯茎をむき出しにしてうなり声をあげられたり、吠えられたりしたことがとても怖かったという思い出があります。
歯茎を出して唸る野良犬と遭遇すると大人でも怖いですよね‼
また、そのころの時代は子犬の野良もよく見かけました。
子犬がとにかく可愛くて何度も家に連れて帰り…
その度、
「元居た場所に返してきなさい」
と叱られたものです。
連れて帰ること4匹目、真っ白で可愛い子犬は飼うことが許され家族の一員となりました。
8割型秋田犬で2割が洋犬の雑種で真っ白なシロクマみたいな奴です‼
わしたち家族も野良の子犬も運命のめぐりあわせだと感じるほど幸せな生活でした。
しかし、わたしたちのようにめぐりあえなかった野良犬は保護犬として保護されるのです。
現在は野良犬がいるとすぐに報告され保護されるので野良犬も見かけなくなりましたよね。
きっと今は、飼い主が何らかの理由で飼えなくなり保護される犬の方が多いのではないでしょうか。
さて、大型犬であるロットワイラーの保護犬も里親募集されています。
飼うのが難しいとされるロットワイラーの保護犬は、何か注意が必要なのでしょうか?
ロットワイラーの保護犬には注意が必要?
あなたはロットワイラーの保護犬と聞いてどのように感じますでしょうか?
わたしが一番に考えたのは、
「大丈夫なのか?」
この一言でした。
ロットワイラーは非常に優秀な犬です。
警察犬や災害救助犬などで活躍するほど賢く、素直な性格で人が大好きな犬でもあります。
しかし、家族を守ろうとするときは限度なく全力で立ち向かいます。
その結果、人の死亡事故に多くかかわっており人の死亡事故が多い犬とレッテルを張られてしまっているのです。
優秀な犬種でもしつけの仕方により大きく変わりますよね。
特にロットワイラーは子犬のころから、しっかりとしたしつけをすることが大切な犬です。
そしてわたしが、
「大丈夫なのか?」
と感じた一番の理由はこのしつけの問題なのです。
保護される前のロットワイラーを知らないということが、非常に怖いと感じるのです。
どのような飼い主がどのようなしつけをし、どのような環境で飼っていたのか。
保護される犬には様々な理由がありますよね。
しっかりとしたしつけをされていない犬や長いあいだ人と接していない犬。
飼い主から愛情を貰っていない犬…警戒心が強いロットワイラーが環境の変化でさらに警戒するのではないか?
わたしはこのように考えてしまいます。
人の死亡事故にかかわっている件数が多いロットワイラーは本当に慎重に考えないといけない犬種ではないのかと。
しかし、わたしの言っていることは少し大袈裟なところもあるのかもしれません。
実際に里親募集されているロットワイラーの情報を見ると、保護犬になった経緯や個体によっての性格や特徴など情報として掲示されています。
もちろん個体によっての注意点、里親になる家の家族構成なども限定されたり引き取る前には家族全員との顔合わせが数回あったりと、条件が合わない場合は引き取ることができないこともあります。
募集している側もリスクを低減する為の取り組みが、しっかりされていると感じました。
ロットワイラーの保護犬について、本当に考えさせられますよね。
さて、これからお話しするのは覚悟についてです。
ロットワイラーの保護犬を飼う覚悟‼
この記事を読んでくれているあなた、保護犬として里親募集しているロットワイラーのことをどのように感じてきましたでしょうか。
わたしの考えもあなたの考えも人それぞれです。
わたしと同じように大丈夫なのかと感じていますか?
それとも、考えすぎでしょうと感じでいるでしょうか?
これからあなたにお話しするのは凄く痛ましい事故についてです。
日本ではありませんが、ロットワイラーの保護犬を里親募集で引き取った数時間後に、飼い主が噛まれ死亡するという人の死亡事故がありました。
家族を失い保護された犬が、新しい家族を傷つけてしまうという痛ましい事故です。
この事故で感じたのは、やはりロットワイラーの保護犬には注意が必要で里親になるにはそれなりの覚悟が大切だということです。
犬は家族だから通じ合えると思いたいですが、人と犬とでは言葉を交わすことはできませんよね。
言葉を交わせる人と人でも、相手の考えていることをすべて理解することはできません。
人と動物が本当に通じ合えるのは、まだまだ現在では難しいということです。
外国語を翻訳するアプリのように動物の言葉を翻訳する方法をつくり出せたら可能になるのかもしれませんね。
人気アニメの猫型ロボットが持っているような道具があれば良いのですが。
さて話を戻しますが、保護されたロットワイラーがどのような状態でどのような性格を持ちどのようなしつけをされてきたのか?
これをロットワイラーに聞いても教えてくれません。
では、どのようにして情報を集めているのでしょうか?
手放すことになった飼い主や保護施設の飼育員さんなど、保護犬になる前を知っている人や保護したあとに携わっている人が個体の性格や特徴などの情報を提供しているのです。
つまり、里親募集の情報だけでは安心する材料にはならないということです。
何回か触れてみてコミュニケーションを取ったとしても安心はできないのです。
だからこそ、ロットワイラーの保護犬を飼うのには覚悟が必要です。
色々なリスクを考えたうえでの覚悟が大切になるのではないでしょうか。
ここまで読んでくれたあなたには、注意点と覚悟の話をしましたが次に大切なのは何だと思いますでしょうか?
次にお話しする大切なことがタイトルの “ ○○することが大切?! ” です。
ロットワイラーの受入れのために準備すべきものとは?
あなたにはロットワイラーの保護犬についてお話をしてきました。
ロットワイラーの保護犬を引き取るには注意が必要で覚悟も必要なことです。
それでも引き取ると決めたのであれば、最後に大切なのは受け入れる為の準備ではないでしょうか。
準備と言ってもロットワイラーの首輪やエサや寝床ではありませんし、もちろん服のことでもありません。
ロットワイラーが大切な家族や訪問してきた人を傷つけない為の準備です。
そして、大切な家族や訪問してきた人を傷つけない為に最も有効なものが口輪です。
口輪とは犬などの口元につけるもので、噛みつき防止や犬にとって害のある物の拾い食い防止などの役割があります。
自由に口が開けられないのはストレスとなる為、随時使うのではなくシーンにわけて着用させるのが良いとされています。
また、犬種によっての口輪があり種類も豊富にあります。
日本では少しマイナスなイメージが持たれがちで、犬が可哀そうや凶暴な犬だと勘違いされることから着用させている飼い主は少ないです。
確かにしっかりとしたしつけがされていれば必要がないのかもしれません。
ただし、ロットワイラーのような人の死亡事故にかかわっている件数が多い犬には必要なのではないでしょうか?
家族や家族以外の人や動物を傷つけてしまう可能性はゼロでは無いですよね。
これは動物なのでやはり本能的な行動があり、仕方ないことだと思います。
犬が傷ついても人が傷ついても…それによって悲しむ人がうまれます。
愛犬がかかわる事故で誰も悲しまなくてもいい様に飼い主が、リスクを防止することが大切ではないでしょうか。
ロットワイラーの保護犬を引き取る為には、しっかりとした準備が大切ですよね‼
もちろんリスク防止の準備が大切ですが、それと同時にしつけも大切になります。
成犬でもしつけをすることは大切です。
保護犬として引き取った個体により性格や特徴は違いますが、しつけを継続して事故防止のために口輪を使うことで、ロットワイラーの保護犬を引き取ることができるのではないかとわたしは思います。
まとめ
今回、ロットワイラーの保護犬…引き取る為の注意点と覚悟‼○○することが大切?!について紹介をさせていだきました。
その内容はこちら
- 保護犬とは?
- ロットワイラーの保護犬には注意が必要?
- ロットワイラーの保護犬を飼う覚悟‼
- ロットワイラーの受入れには準備をすることが大切
この記事を読んでくれたあなた、ロットワイラーの保護犬についてどのように感じましたでしょうか?
また、里親として受け入れることを悩んでいるあなたの参考になったでしょうか?
現在、保護犬は里親募集で新しい家族を探しそれでも行き先が見つからない場合、殺処分となってしまいます。
殺処分にならないように自治体や民間の動物保護施設、個人宅などで一時的に保護をして里親を募集しています。
この活動によって多くのロットワイラー、多くの動物の命が助かっているのです。
本当に大変なことで素晴らしい活動ですよね。
このように頑張って活動していることへの、わたしたちができることは里親での受け入れを考えるときは、軽い気持ちではなく真剣に考えることですよね。
ロットワイラーの保護犬を受け入れる理由が安い費用で飼えるからなど、安易な理由だけで判断しないようにしてほしい‼
そのように思いわたしはこの記事を書きました。
また、この記事はわたしの感じたことや思いを書いています。
ロットワイラーの保護犬が少しでも減って欲しいという思いと、里親として受け入れることを軽く考えないで欲しいという強い思いです。
わたしの感じることとあなたの感じることはもちろん違いますので、参考程度に感じてもらえれば幸いです。
そして最後に…
いつの日かロットワイラーの保護犬がいなくなる日が来ることを願っております。