ボーダーコリーは、牧羊犬としても有名です。
そのため、散歩が大変と思われていますね。
実際に、運動が足りないとストレスになってしまうと言われています。
こんな可愛い子に、ストレスを与えてしまうなんてイヤ過ぎる。
それでも、お仕事の都合上、どうしても時間を取れない方も居るでしょう。
それでは、具体的にはどのくらいの運動が必要なのでしょうか?
よく聞くのは『毎日2回・各60分の駆け足込みの散歩が必要』という事です。
これは、かなりの運動量ですよね。
これが自分にできるか心配で『飼うのをためらっている』というお悩みも、よく見かけます。
ところが『実際は、そんなに激しい運動をさせなくても大丈夫』という情報もあったりします。
いったい、どの情報が正しいか、迷われている方も多い事でしょう。
もし、自分がさせてあげられる運動量で、ストレスを与えないで飼えるなら…
私と同じようにボーダーコリーの可愛らしさにメロメロになっている方も多いですよね。
そして、運動量を気にして、飼うのを諦めている方も…
そこで、この記事ではボーダーコリーはどんな犬種なのか?また、どのような散歩をすると良いのかを、まとめました。
ボーダーコリーってこんな犬
ボーダーコリーは、もともとが牧羊犬として品種改良された犬種です。
最初にボーダーコリーと認識された犬は、牧羊犬コンテストで、目線だけで牛をコントロールしたと言われています。
その後、優秀さが認められ一気に人気になりました。
賢さでも有名で、全犬種の中でも一番賢いとまで言われています。
牧羊犬として、羊の誘導技術は右に出るものが居ないとまで言われるほどです。
羊の群れの様子を見極め、飼い主の指示を素早く実行する。
そんな子が賢くないわけがないですよね。
無邪気で人懐っこく、好奇心も旺盛です。
また、我慢強いところもあって、飼い主の命令には忠実、なんて可愛い子なんでしょう。
もともとが牧羊犬として飼われていたので、運動能力も高く、スタミナもずば抜けています。
そのため、日々の運動量が必要になるんですね。
ボーダーコリーの散歩は量より質
ボーダーコリーにとって、お散歩はただ運動のためだけではありません。
知能が高く、賢い犬なので、散歩は知的好奇心を満足させるものでもあるんですね。
外の匂いや知らない物、他の動物など、刺激を受けることが大好きです。
体を動かすだけでなく、頭も使うことが大好きなのです。
そのため、散歩には工夫も必要になります。
ただ、60分歩かせるというようなものではなく、遊びも入れる事が重要です。
その子の性格によっては、ゆっくり歩く方が好きという子もいます。
なので、運動量にこだわる必要はないのです。
それでは、どう『質』を上げていけば良いのでしょうか?
以下に、ボーダーコリーが散歩に満足するポイントを紹介していきます。
散歩中のコミュニケーション
ボーダーコリーの散歩は運動させる量よりも、実は質の方が大事です。
ただ走らせているだけではなく、話しかけて一緒に楽しむのが大事なのです。
何故なら、ボーダーコリーは人との共同作業が好きだからです。
頭も良いので、景色や匂いなどを楽しませてあげるのが、良い刺激になるのです。
走る速度も一定ではなく、こまめに変えてあげるのも良いでしょう。
一定的でない、色々な刺激を与えてあげる事が重要です。
ぜひ一緒に散歩を楽しんでください。
散歩に遊びも組み込んで
ボーダーコリーは、頭を使うのが大好きだと紹介しました。
なので、おもちゃを使って遊んであげるときも、ゲーム感覚で楽しむのが良いでしょう。
おやつを片手に隠して当てっこするとか、かくれんぼなど、嗅覚を使った遊びを喜びます。
広い場所があるのなら、フリスビーなどで遊んであげるのも喜ばれるでしょう。
運動にもなって一石二鳥ですね。
散歩の注意点
ボーダーコリーは運動が大好きですが、運動量が多いため、熱中症には注意が必要です。
また、熱くなるアスファルトの上を歩かせると、火傷の恐れもあります。
そのため散歩は、早朝や、夕方など涼しくなってからがお勧めです。
こまめに水を飲ませるのも、忘れないようにしましょう。
また、いくら運動が大好きなボーダーコリーでも、疲れが溜まることがあります。
毎日必ず散歩をさせないといけない、という訳ではないのです。
その子があまり散歩に行きたくないようなら、休むのも構わないでしょう。
また、いつも同じ時間に散歩に出かけるも、避けた方が良さそうです。
賢い犬なので、時間を覚えてしまうのです。
その時間に散歩に行けないとストレスに感じてしまう恐れがあります。
まとめ
- ボーダーコリーは賢く、忠実なので家庭犬としても優秀な子
- 運動量だけに捉われないで、散歩は質を重視して
- 話しかけてコミュニケーションをとって、一緒に散歩を楽しもう
- 嗅覚を使った遊びが大好き、ゲーム感覚が喜ばれます
- 熱中症には注意が必要、そしてたまには散歩を休んでもOK
その子の性格にもよりますが、ボーダーコリーはやはりそこそこの運動が必要です。
しかし、運動量よりも飼い主とのコミュニケーションが十分に取れる、質の方が大事なのですね。
もしも散歩コースに、思いきり走らせられる広い場所があるのなら最高です。
フリスビー遊びで、運動とコミュニケーションとが一緒にとれるので一石二鳥。
熱中症に注意してあげながら、お互いに触れ合いを楽しんでください。
ボーダーコリーに限らず、犬は飼い主さんと一緒なのが嬉しいのですから。
飼い主さんも日常のストレスがスッキリ解消できること請け合いです。
癒される事、保証します。
もしも、ボーダーコリーを飼おうか迷っている方に、この記事が少しでも参考になったら嬉しいです。
そしてもう飼っている方は、これからもお互いに良い関係を築いて行って下さい。
少しでも多くの方がボーダーコリーと幸せに過ごせる事を祈っています。