【シェパード】頭がいいと言われる理由と飼いやすさについて解説

犬といえばテレビ番組等でも取り上げられる”おバカ映像”で愛くるしいおバカっぷりをよく見かけますよね。

その愛嬌のある行動に癒やされている人も多いのではないでしょうか。

私の飼い犬もよくおバカな行動をしておりその愛らしさにメロメロですが、同時に犬の”賢さ”にいつも感心しています。

”犬の知能レベルは人間で例えると3歳児程”と良く言われておりますが、同じ言語を交わさない動物が人間の言葉や表情を理解するのって本当にすごいです!

そんな愛らしく賢いワンちゃんですが、犬種によって賢さは違うようで知能指数的に頭の良いワンちゃんもたくさんいるのです。

その代表格に君臨するのがシェパード犬です。
シェパードといえば、麻薬犬や警察犬など従順で人間の良きパートナーのイメージがあると思います。

頭が良いからこそ、人間の言葉の理解や指示をしっかり理解し活躍できるのです。

知能的にはボーダーコリーに劣ると言われており頭のいいワンちゃん1位ではないのですが、実は、シェパードも種類によってはボーダーコリーを超えるスーパーシェパードがいることをご存知でしょうか。

今回は、そのスーパーシェパードの紹介とペットとして飼いやすいのかどうかについて解説します。

 

頭のいい犬ランキング

では、先に世間一般的に言われる頭のいいワンちゃんランキングを5位までみてみましょう。

1位ボーダーコリー

2位プードル

3位ジャーマンシェパード

4位ゴールデンレトリバー

5位ドーベルマン・ピンシェル

(引用元)https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/lifestyle/gallery/g1400/top-smartest-dog-breeds/

こちらのサイト以外でも多数のメディアでランキングされていましたが、順位の入れ替わりはあれどもジャーマンシェパードは2、3位ぐらいの頭の良さと評価されているようです。

しかし、どこのメディアでも高確率で1位をボーダーコリーが独占しています。
では、ボーダーコリーが一番頭がいい犬なんだ!と思いきや、シェパードのある種が海外の研究でボーダーコリーを上回っているとの情報を手に入れましたのでご紹介します。

 

頭脳No.1のボーダーコリーを超えるシェパードとは?

その名前は”ベルジアンシェパード・マリノア”という種です。
日本では数が少ない犬種ですが、海外では麻薬探知犬・警察犬としても活躍しています。
警察犬として有名なジャーマン・シェパードよりもスピードと運動能力に優れていると言われています。

高い警戒心と集中力があり訓練を得意としています。
また、忠誠心も強く飼い主や子供には友好的であることが知られています。

そんなマリノアも含め犬の知能を測る実験が海外で行われました。

  • 犬の問題解決能力と戦略
  • 衝動制御
  • 人間のジェスチャーを読み取る能力
  • 人間の行動をコピーする能力
  • 記憶力
  • 論理的推論能力

これらの項目で点数性の実験を行いました。
その結果、総合得点でボーダーコリーを上回る結果となったというのです。
特に人間のジェスチャーを読み取る能力についてはジャーマンシェパードと共にずば抜けて高い数値となったようです。

総合的に点数が高かったのはたしかにマリノアではありますが、ジャーマン・シェパードと共に空間認知力の点数は低いという結果でもあり、同じシェパードでもオーストラリアン・シェパードは空間認知力が高いという同犬種の中でも得意不得意がある面白い結果にもなっています。

頭の良さというのは頭脳をどのように使えるかであり、 “知能の使いかた=賢さ”とも言えますね。

(参考文献)
Your Dog’s Cognitive Talents May Be Dictated By Their Breed | IFLScience

 

頭のいいシェパードを飼育する際の注意点

シェパードに限らず、犬の知能指数はみんな高いですが、ペットとして飼うとなると”知能の使いかた=賢さ”が大切な要素になります。

そのため、シェパードが頭がいいとされる所以はさきほどの実験結果で分かるように、人間のジェスチャーへの認識力が高いことにあると思います。
人の行動や動きから指示を読み取る知能が高いため、訓練などで人間の行動や思うことを認識する能力が高いことが期待されます。

反対に言うと、賢さや忠誠心の高さは使い方によっては悪賢さや加害に繋がってしまうということです。
体も大きい犬でもあるため当然人を襲えばただでは済みません。
しっかりしつけをする必要があります。

私の近所にもシェパードを飼っているお宅がありますが、しっかりしつけがされていないため飼い主への忠誠心のみが残ってしまい、ところ構わず通りがかる人に吠えたり敵意を示しています。

飼うと決断したら、賢さゆえに飼い主の対応がそのまま反映されることを忘れずにいたいですね。
それだけ賢さや忠誠心の高さを持っているので、ペットとしてだけではなく良きパートナーとして最高のワンちゃんと言えるでしょう。

まとめ

今回は、頭のいいシェパードはボーダーコリーを超えるかも!?という内容でお話してきました。

  • 頭脳ランキング王者のボーダーコリーを超えるシェパードがいた!
  • 同じシェパードでも種によって知能の使い方に得意不得意がある
  • 賢さゆえに加害に繋がる可能性も…飼い主の対応が反映されてしまう

頭の良さ=しつけがうまくいきやすいというわけではないですが、シェパードのような賢さを持つ犬であればしっかりとしたしつけの仕方をすれば良きパートナーになること間違いありません。

シェパードに限らずワンちゃんはみんな賢い動物です。

人間への忠誠心や言語を理解する能力に長けているのは、長い歴史の中で人間と寄り添いながら生きていたことが要因だとされています。

しっかりワンちゃんとコミュニケーションをとって、生まれ持った賢さを伸ばしてあげられるといいですね♪