皆さんはペットを飼っていますか?
コロナ禍の新たな生活様式が浸透したことで、ペット人気が広がりました。
私も実家でパグを飼っていますが、仕事などで辛いことがあってもわんちゃんや猫ちゃんと触れ合っていると、とても癒され、嫌なことも忘れてしまいます。
ペットとして飼う犬というと、小型犬や中型犬などを思い浮かべがちですが、大型犬もとても素敵な家族の一員ですよね。
今回は大型犬のなかでも、とても格好良い見た目で強そうな土佐犬の飼育方法や餌について迫ってみたいと思います。
危険な犬種と誤解されがちな土佐犬ですが、正しく理解をして家族に迎え入れてあげましょう。
土佐犬のルーツ
土佐犬は日本の闘犬の代表として知られている犬種です。
茶色の毛色や、迫力のある顔つきなどをイメージする人も多いかもしれませんが、意外にもそのルーツは日本ではありません。
幕末から明治にかけて、四国犬やマスティフなどの西洋犬をかけ合わせて、闘犬として生み出された犬種なのです。
そのため、「ジャパニーズ・マスティフ」と呼ばれることもあります。
土佐犬の性格
土佐犬は、寛容で人懐っこい一面も持っており、飼い主には非常に従順です。
しかしその一方で、闘犬用として作られた犬種なので、闘争心も強く、攻撃的な態度を取ることもあります。
そのため、子犬の頃から他の犬や人間に接する機会を作り、社会性を身につけさせることが大事です。きちんとしつければ、飼い主に忠実な賢い犬になります。
土佐犬の寿命
土佐犬の寿命は10年〜12年といわれています。
股関節形成不全、眼瞼内反症、皮膚病、心臓疾患にり患しやすいので、注意が必要です。
土佐犬の飼育方法
土佐犬は他の犬と比較して、飼育が難しいとされています。
そのため、イギリスでは危険な犬種として規制がかかっています。
日本でも地域によっては条例で規制されている場合もあります。
散歩は1日2回、1〜2時間以上行いましょう。
土佐犬は警戒心が強いため、通りすがりの人や犬などに大きく反応する可能性があります。そのため、人のいない時間帯や場所を選んで散歩をしてください。
食事は1日2回が目安です。
消化器官の病気が危惧されるため、一気に食べないよう、様子を見ながら少しずつ与えることが必要です。
土佐犬は体が大きく、力も強いので、大型犬を制御できる自信のある人に向いている犬種です。ペット初心者の人や体力のない人などにはおすすめできません。
土佐犬の餌について
基本的には市販のドッグフードを与えても問題ありません。
しかし、市販のドッグフードだけでは筋肉がつきにくいことも考えられるため、肉や魚、野菜などを一緒に与えると良いかもしれません。
茹でて一旦冷ましてから、ドッグフードにかけて与えると良いでしょう。
土佐犬は筋肉質な犬種なので、幼い頃から身体づくりを意識し、高タンパクのドッグフードを選んであげる必要があります。
では、大型犬の餌代は月いくらくらいになるのでしょうか。
土佐犬は大型犬に分類されます。
大型犬の場合、1日の餌は400グラム程度が適量とされています。
1ヶ月を30日とすると、400グラム×30日=12000グラム(12キロ)ほどの餌が必要になります。
餌のグレードにもよりますが、1ヶ月の餌代は6000円〜2万円ほどになることが予想されます。
ちなみに小型犬だと2000円〜4000円ほど、中型犬だと4000円〜1万円ほどなので、大型犬の餌代はかなり高めです。
土佐犬を飼育するには自治体の許可が必要な場合がある!
日本には、動物愛護の観点から闘犬を禁止している自治体が存在します。
実際に、東京都や神奈川県などでは「犬、鶏、牛を互いに闘わせてはならない」と条例で定めています。
土佐犬は地域によっては「特定動物」に指定されており、人に危害を加える恐れのある犬と考えられています。
特定動物と定めている地域で土佐犬を飼育する場合には、自治体の許可を得ることが必要です。
加えて、脱走したり、事故が起きたりすることのないように、頑丈な囲いがある場所で飼育することが義務付けられています。
また、土佐犬がペットショップに並ぶことはほぼありません。ブリーダーを探す方法が一般的です。
出会うために少し苦労するかもしれませんが、その分出会えた時の感動はひとしおですね。
まとめ
今回は、格好良くて強そうな見た目の土佐犬についてまとめてみました。
- 土佐犬の性格
- 土佐犬の寿命
- 土佐犬の飼育方法
- 土佐犬の餌について
土佐犬は大型犬に分類されるため、小型犬や中型犬に比べて餌代は高くなります。
土佐犬は闘犬用として作られた犬種なので、闘争心も強く、攻撃的な態度を取ることもあります。
しかし、飼い主との信頼関係が築ければ寛容で人懐っこい面も垣間見ることができるでしょう。
また、土佐犬を飼育するには、地域によっては自治体へ許可を得る必要があります。
事前に下調べを徹底し、飼育の難しさを良く知った上で、責任と覚悟を持って育てることが飼い主に求められると思います。
しっかりとしつけを行い、信頼関係を築くことができれば、土佐犬はかけがえのないパートナーとなってくれるでしょう。