土佐犬の体重は、横綱級とよく言われています。
横綱級の体重と聞いて、どのくらいの重さを想像しますか。
実際にはどのくらいの重さなのか見当がつかない方もいると思います。
土佐犬をテレビなどでは見たことがあっても、実際には見たことがない方が多いと思います。
また、ペットとして飼う方も多くはないので、チワワや柴犬などと比べると、それほど身近な存在ではないと思います。
私もその一人でした。
体重は、私たち人間もそうですが、犬にとっても健康かどうかを見極めるひとつのバロメーターです。
肥満にならないよう、適正体重を知って、健康で楽しい生活ができるようにしたいですね。
人間同様、犬も肥満になると、様々な病気にかかるリスクがあります。
今回は、土佐犬の体重は横綱級! でも適正体重を知らないともったいない!!と題して、土佐犬の体重を知った上で気を付けるべき点についてお伝えしますね。
土佐犬の歴史
まずは、土佐犬とはどんな犬なのかを知るところから始めたいと思います。
土佐犬は、大柄な体格の犬という印象をもつ人が多いと思います。
ですが、実は、品種改良によって現在の姿の土佐犬の大きさになったんです。
なので、もともとの土佐犬は今ほど大きくはなかったといわれています。
土佐犬がこれほどまでに大きくなった背景には、海外から他種の犬を輸入したことから始まります。
闘犬として使われていた犬種や、体の大きな犬種との交配を重ねて、土佐犬も次第に体格が大きくなっていきます。
他種と交配されていない、純血の土佐犬は、四国犬として、1937年に国の天然記念物に登録されているそうです。
これに対して、他種と交配した犬種は土佐闘犬といいます。
私たちが、一般的に土佐犬と呼んでいるのは、この土佐闘犬のことをいいます。
なんだか、混乱しそうですね(汗)
土佐犬の体重は横綱級
土佐犬の体重は、小さな犬でも30kg程度、大きな犬になると100kgを超えることもある大型の犬種です。
犬で100kgって、相当大きいですよね。
わかりやすく表現すると、お相撲で炎鵬という力士がいますが、この方が、だいたい100kgだそうです。
相撲界では、かなり小柄な力士ですが、土佐犬では最大級の大きさ、横綱級に匹敵しますね。
土佐犬の適正体重は、個体差があるものの、一般的には90kg前後だそうです。
急激な体重の増減は、病気が隠れていることがあるので、定期的に体重を測って、チェックしてあげたいですね。
体重増減に気を付けて
そんな土佐犬ですが、体重の増減は、体調を見極めるひとつのバロメーターでもあります。
体重の増加による肥満は、病気を誘発するだけでなく、寿命を縮めることにつながりかねません。
私たち人間もそうですが、肥満だと様々な不調がでてきますものね。
簡単な例を挙げるとするなら、体重増加で起きる、膝関節の痛みとかですね。
犬が肥満になる背景には、運動不足、えさの与えすぎ、人間の食べ物をつい与えているなど、理由は様々です。
肥満が進むにつれて、生活習慣病、関節痛など、人間同様の不調が犬にも表れてきます。
肥満にならないように、いつまでも健康で、家族の一員として、楽しく過ごしていけるよう、体重増加に気を付けていきたいものです。
また逆に、体重が急激に減った場合も注意が必要です。
急に体重が減ったときには、何らかの病気の可能性があります。
昔、実家で犬を飼っていた時、気が付いた時には手遅れだったのですが、あごの下に腫瘍ができていて。
えさは普通に食べていたので、健康なんだろうと思っていました。
ですが、体重が減っていたんですね。
結構、毛が多くモサモサしていた犬だったので、体重が減っていたことに気が付かなかったんです。
愛犬と遊ぶときに一緒に体重計に乗るなどして、日頃から体重のチェックをすればよかったなと今になって思います。
そうすれば、自分の体重管理にもなったのかななんて思ったりもします(笑)
まとめ
今回は、土佐犬の体重は横綱級! でも適正体重を知らないともったいない!!と題して、土佐犬に関することを紹介しました。
- 土佐犬の歴史
- 土佐犬の体重は横綱級
- 体重増減に気を付けて
土佐犬の体重は、横綱級であることが分かったと思います。
大きい体格の土佐犬ですが、体重の増減には注意が必要ということも同時に分かりました。
人間同様、肥満にならないように、日頃の体重チェックを忘れず行いたいですね。
実家で犬を飼っていたころ、
「人間の食べ物は絶対にあげちゃダメよ」
と母や祖母から言われていました。
人間の食べ物は、カロリーが高すぎて、犬にとっては良くないと聞いたこともあります。
欲しそうな目や鳴いている姿を見てしまうと、ついあげたくなりますが、我慢してきました。
それが、愛犬のためだと思うようにして。
飼い主である私たちが、愛犬の健康のために体重をコントロールしてあげる。
健康に楽しく過ごしていくためには、ひとつのバロメーターとして、体重チェックを欠かさず行なってあげたいですね。