運動能力の高い引き締まった体、惹き込まれそうなグレーかかった青い瞳。
ワイマラナーという犬種はご存じでしょうか。
アメリカでは特に人気がある犬種で、日本でも飼っている方は少ないものの犬好きの中ではコアなファンが多いと思います。
ワイマラナーってどんな犬種??
- 体高 57~70㎝ 体重 25~40㎏
- ドイツ原産(起源は諸説あり)
- ジャーマン・ポインターなどの狩猟犬の血を引く
- 知能が高く、運動能力も高い
大型犬できりっとした印象から、
「怖そう・・・」
と思われがちですが、好奇心旺盛で甘えん坊な一面もあるようです。
しかも、知能が高いので躾もしやすいのです。
「可愛くて賢いワンちゃん…それなら飼ってみたいなぁ~」
と思っちゃいますよね。
「ワイマラナーにちょっと興味が湧いたからいろいろ知りたい…」
「飼い始めたけど、寒い冬はどうしたらよいの?」
という方に、これからの冬の飼育のポイントを紹介いたします。
ワイマラナーは寒さに弱いの?
今まで犬を飼った経験がないと
「そもそも犬って寒さに弱いってことあるの?」
「毛皮があるのに?」
と、思ってしまう方もいるのではないでしょうか。
犬といえば雪の中で飛んだり跳ねたりして遊ぶイメージが強いですが、やはり真冬は犬でも寒いです!
私の飼っていた犬は雑種(日本犬×ヨークシャーテリア)でしたが、外飼いの子だったので真冬はブルブル震えていました。
そっと毛布をかけてあげた記憶があります。
ただ、比較的寒さに強い、弱いというタイプが犬種によって違います。
ワイマラナーは寒さに弱いタイプです。
ワイマラナーはアンダーコートという保温する毛がないタイプの犬種なので、寒さを防ぐことができないのです。
犬にはアンダーコートがあるタイプのダブルコート、アンダーコートがないシングルコートの2種類に分けられます。
ワイマラナーはシングルコートなんです。
かつ、被毛も厚くない、皮下脂肪も低いためさらに寒さに弱いです。
ワイマラナーには一般的な短毛のタイプと、珍しい長毛のタイプがいますが、長毛のタイプもアンダーコートはないので寒さの弱さは同じでしょう。
なので、寒い時期は保温するために服を着させる、屋内では暖房を入れるなどをする必要があります。
寒いかな?と判断するポイント
「寒いかどうかって、人間の寒さの感覚で判断していいの?」
「今、寒がっているのかわからない!」
と判断に迷うときがあると思います。
なので、犬が寒いと感じているときのポイントを紹介します。
① 小刻みに震えている
人間と同じで、犬も寒いと震えて体を動かし体を温めます。
ただ、怯えていたり緊張したりするときも震えるので、状況を確認して判断しましょう。
② 体を寄せてくる
飼い主や、多頭飼いなら他の犬とぴたっとくっついてくるようであれば、寒くて暖をとっている行動です。
甘えたいだけ…なんて可愛い理由の場合もあるので困っちゃいますが…。
③ 丸くなって、寝床から出てこない
冷たくなりやすい足や顔を隠して、熱が逃げないようにする仕草です。
まわりが覆われているようなベッドなら保温されて暖かくて、こたつのように出られないかもしれないですね。
④ 散歩に行きたがらない
ワイマラナーは運動が大好きで、毎日1時間の運動が必要な犬種と言われるほど。
なのに散歩に行きたがらないのなら、外は寒い!と分かっているからかもしれないです。
寒いと感じているときは、基本的には人間と同じような行動をとります。
ポイントを抑えながら、注意深く様子を窺って判断しましょう。
服を着させることの注意点
寒さ対策をするには…
一番手軽なのは服を着させることです。
しかし、服を着させることで注意したいのは、長時間の着用を避けることです。
服を着ることによってストレスとなり得るので、必要なタイミングだけにしましょう。
室内ではエアコンや床暖房、ホットカーペットなどで暖をとってあげて、散歩など外出するときに防寒着を着せてあげます。
服を選ぶポイント
- 被毛の薄いお腹周りをカバーしている
- トイレがしやすい
- 脱ぎ着がしやすい
- 動きやすい
- 犬が着心地が良いと感じる服・サイズ
ワイマラナーはお腹の被毛が薄いため、寒いと感じやすいです。
一番温めてあげたいポイントとして覚えておくと良いです。
一番重要なのは最後の項目です。
いくら寒くても、不快!と感じたら着るのを嫌がります。
飼い主ならわが子のように、
「可愛いのを着せたい!」
「かっこいいデザインがいい!」]
と見た目に走ってしまうのですが、そういう気持ちをぐっとこらえて機能性や着心地を優先しましょう。
今機能的なアウトドアウエアのブランドが流行っている様に、犬用の防寒着も機能的なブランドが増えています。
探してみたら、犬にとって着心地の良い一着が見つかると思います。
まとめ
- ワイマラナーは寒さに弱い犬種なので、防寒が必要!
- 寒いかどうか、ポイントを抑えて様子を見ながら判断する
- 服の着用は外出など最小限に!着心地の良い服を選ぶ
以上、ワイマラナーの冬の飼育のポイントでした。
基本的にワイマラナーは寒さに弱いと言われていますが、性格も個性があるようにすごく寒がりだったりそれほど寒がらなかったり、犬によってそれぞれだと思います。
ワイマラナーを飼っている方の話で、
真冬に川に飛び込んで遊んでいた
なんて子もいたらしいです。
個性に寄り添って、快適な環境を整えてあげたら良いと思います。
言葉で伝えられない赤ちゃんと同じで、家族であれば仕草や雰囲気で読み取れるはず!
冬の寒さに負けないくらいの暖かい愛情で、飼育できれば良いですね。